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【自然素材】賃貸リノベーションメリット&デメリット


近年の賃貸業界ではリノベーションを施した物件が非常に増加しています。リノベーション物件の最大の魅力は新築よりデザイン性が優れ家賃がリーズナブルなところです。そのため最近では、あえてリノベーション物件に入居される方が多くなっています。



一方、リノベーション物件が増えると価格競争が激化する可能性が高まりますので、競争に勝ち残るためには差別化戦略が非常に重要です。




弊社物件は築年数が経過しているため2018年からリノベーションを展開しています。リノベーションを機にキッチンは無垢材を使用したカフェスタイルにし、一部の部屋では壁には漆喰を施工しています。



自然素材を用いたリノベーションを行った結果、反響/成約率が大きく改善され、本執筆時の2025年5月28日現在満室を維持し、直近4年間は増収増益を達成することができています。



本投稿は自然素材の材料を用いた賃貸リノベーションのメリット/デメリットについてお伝えいたします。


▶︎お知らせ◀︎


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【本記事でお伝えする結論】


"自然素材を使ったリノベーションのポイント”



1.【自然素材】賃貸リノベーションメリット&デメリット


【自然素材】賃貸リノベーションメリット&デメリット

1)メリット、デメリット


メリット


自然素材をリノベーションで用いるメリット

自然素材とは「人工的な化学物質を使わない素材」のことです。近年では建築材料の合板、壁紙、床、家具の接着剤に関してはホルムアルデヒド対策が施されていますが、一部はまだその影響が残っているのが現状です。



自然素材の漆喰を使用すると、ホルムアルデヒドを吸着し再放出させない効果が期待できるため、特に小さなお子さんがいる家庭やアレルギー症状を持っている方にはおススメです。




また無垢材を使用することで経年変化を楽しめるのも大きなメリットです。無垢材は時間が経過すると徐々に飴色に変わっていくため、ナチュラルテイストを好む方には居心地の良さを実感できるでしょう。


デメリット


自然素材をリノベーションで用いるデメリット

一方自然素材のデメリットは、量産品と比べ手間暇がかかるためコストが高くなることです。



賃貸経営は低コストで仕上げて、高い家賃で回収するのが一般的なため、リフォームやリノベーションで自然素材を採用する物件はほとんど存在しません。




2)弊社リノベーション物件で自然素材を使う理由


弊社リノベーション物件で自然素材を使う理由

冒頭でもお伝えした通り、弊社物件では2018年から自然素材を用いたリノベーションを展開していますが、コストが高くなるリノベーションを行う最大の理由は、競合他社との徹底的な差別化を図り、ブルーオーシャン=安定した集客と収益の向上を目指しているからです。



弊社物件がある山梨県内でも近年リノベーションを展開する物件は増加していますが、マーケティングの観点から競争が激化すると必ず価格競争が発生します。





そこで競合他社が追随できない「自然素材」を用いたリノベーションをすることで…



  • 自然素材に興味がある20~30代女性からの反響が増加し、早期成約が期待できる

  • 競争相手がほぼ皆無なため、家賃値上げがしやすくなる

  • 自然素材を用いることで、付加価値が最大化され目減りを抑えられる



効果が期待できます。



リノベーション家賃比較

その結果リノベーションを展開する前と比べ、年間家賃が約430万円アップさせることに成功しました。



リノベーション費用が高くなるため、毎回借入を行っていますが、年間稼働率がほぼ100%のため毎月安定した利益を確保できています。このことから弊社リノベーション投資は成功していると考えられます。


▶弊社リノベーション結果詳細は、過去記事をご覧下さい。



3)施工費用


施工費用

カフェスタイルキッチンと漆喰の施工費用は以下の通りです。



カフェスタイルキッチン


リノベーションを機にカフェスタイルキッチンを採用していますが、施工費用圧縮のため



  • キッチン本体は既存のものを活用

  • キッチン扉(無垢材)とキッチンパネル(不燃化粧板)は交換

  • 換気扇フードは再塗装

  • リノベーションを機にIKEA製カウンターを導入



し、費用的にはおおよそ50万円です。


▶弊社リノベーションキッチン詳細は、過去記事をご覧下さい。




漆 喰


一般的に漆喰の施工単価は、1㎡あたり4,000円~と言われています。対照的に壁紙の施工単価は1㎡あたり約1,300円であり、漆喰は約3倍以上のコストがかかります。



漆喰は時間の経過と共に壁が脆くなるため、天井部分は壁紙にするケースが殆どです。例えば12帖LDKで全面壁紙にした場合と、壁漆喰+天井壁紙にした場合の費用の差は約16万円になります。


壁紙対応

壁:漆喰/天井:壁紙

103,350円

費用合計

265,350円


数字だけを考慮すると漆喰を選ばない方が得策に思えます。しかし施工業者さんに「材料のみ施主支給」を認めてもらえれば、全体的な施工コストを抑えることが可能です。



漆喰補修
漆喰補修(赤丸部分を補修)

漆喰は壁紙と比べイニシャルコストがかかりますが、日焼けがしにくい特性や、漆喰の上から補修することができるため、長期的には漆喰を選ぶことでコストパフォーマンスが向上します。



▶弊社が採用している漆喰の詳細については、過去記事をご覧下さい。



4)自然素材リノベーション事例



リノベーション前の部屋は、室内全体が暗くキッチンも機能性がいいとは言えませんでした。



自然素材の無垢材を使用したカフェスタイルキッチンと漆喰を採用することで、リノベーション後は室内空間が非常に明るくなり、さらにIKEA製カウンターを導入することで機能性を高めることに成功しています。



床材はクッションフロアを選びました。無垢材を使用すればより雰囲気のある部屋になりますが…



  • 退去後メンテナンス費用が発生する

  • 無垢材は吸音効果が期待できない



ため、費用対効果/入居後のクレーム対策を考慮し、床材はクッションフロアを採用しています。


2.まとめ



今回はリノベーションを機に自然素材を採用した際のメリット/デメリットについてお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。




自然素材を使用したリノベーションはコストが高くなる傾向があります。しかし長期的に見ると…



  • 資産価値が下がりくい

  • 時間経つにつれて魅力が増す部屋



となることから、安定した賃貸経営を目指すのであれば、自然素材の材料を用いたリノベーションを行った方がメリットが大きくなります。




今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。


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空室対策コンサルタント 有限会社山長
有限会社山長 長田 穣

取締役 長田 穣(オサダミノル)

アパート経営、空室対策コンサルタント


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