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これだけは知っておきたい!失敗しない賃貸キッチンリフォームのコツ


物件築年数が経過してくると、設備の老朽化が目立つようになり、さらに現代のライフスタイルとは合わなくなることから、競争力が低下し空室が埋まりにくくなります。



クックパットのリリースでも明らかになっていますが、部屋探しされる方は、多少条件を妥協しても、設備の整ったキッチン環境のある物件を選びたいという傾向があります。そのため築20年を超えたタイミングでキッチンリフォームを行うことは、客付けにおいて非常に有利になる可能性が高いです。



そこで本投稿は、賃貸キッチンリフォームを行う際のコツや知っておくべき情報について、わかりやすくお伝えいたします。


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【本記事でお伝えする結論】



1.目指すべき理想の賃貸キッチンとは?


目指すべき理想の賃貸キッチンとは?

ファミリー向け物件では、これから二人暮らしを始めるカップルや新婚夫婦が多く入居され、成約の決定権は女性が握っている場合が多いです。



女性にとってキッチンは、ただ料理を作る場所ではなく、生活の中心として家族と繋がり、コミュニケーションを育むための重要なスペースと捉えています。



例えば料理をしながら、家族と楽しく会話をしたり、家族やゲストと一緒に料理や食事そのものを楽しむ空間にしたいと考えています。



そのためキッチンリフォームを行う際には、単純にキッチン交換を行うのではなく、LDK全体のデザイン性を高めることが重要です。家族や友人との会話が自然と弾むような居心地の良いキッチンスペースを作ること、さらに従前よりも機能性や使い勝手が向上する環境を整えることが大切です。



賃貸物件の場合、スペースの制約から戸建てのような広々としたキッチンを導入することは難しくなります。そのため限られた空間を最大限に活用し、魅力的なキッチンを設置することが、キッチンリフォームを成功させるポイントになってきます。


2.賃貸キッチンリフォームの失敗例


賃貸キッチンリフォームの失敗例

古くなった賃貸キッチンをリフォームすることにより、機能性や利便性が向上するため、賃貸検索サイトの反響が増え、入居促進効果を期待することができます。



しかしキッチンリフォームを行う際、以下の点を注意しないとリフォームによる効果が薄れ、成約率の低下に繋がるだけなく、入居後不満を感じやすくなるため長期入居を妨げる要因になりかねません。


失敗例①:キッチンと部屋が調和していない


キッチンと部屋が調和していない

部屋探しされる方は、好きなインテリアスタイルで暮らしたいと考えています。この傾向は特にファミリー物件を探している方に強く見られます。



そのためキッチンと部屋のインテリアスタイルが全く異なってしまうと、家具や雑貨などと調和しなくなり、統一感を失うばかりか、部屋全体がちぐはぐな印象になってしまいます。



その結果、成約率が下がる要因となりかねません。キッチンリフォームしたのに客付けがうまくいかない物件の大半は、このような問題が原因である可能性が高いと考えられます。


失敗例②:作業スペースが狭い


作業スペースが狭い

築年数が経過したファミリー物件には、壁付けキッチンが採用されていることが多いです。予算の都合上同型キッチンを導入するケースも考えられますが、調理台としての作業スペースは従前と比べ広くなっているものの、十分な広さとまではいかないことが一般的です。



そのため内見者がキッチンの利便性を重視している場合、「このキッチンでは使い勝手が悪い」と判断され、他の物件に流れてしまう恐れがあります。



内見者は入居後の生活をイメージしているため、キッチンが使いにくいと思われると、成約率に悪影響を及ぼすことがあります。


失敗例③:コストが高額になってしまう


コストが高額になってしまう

物件によってはリフォームを機に、若い世代からからの支持が高い対面キッチンを導入することがあります。



対面キッチンにすることにより、リビングの様子を伺いながら料理ができ、古さは一切感じなくなるため、入居率の向上につながり、費用対効果の観点からも非常に期待できます。ただし、壁付けから対面キッチンに変更する場合、以下の工事が必要になります。



  • 給排水管やガス管の延長

  • 電気配線の移設

  • 換気扇ダクトの調整



これらを新設キッチンの設置位置まで延長させなければならず、さらに内装工事も伴うため総額で100万円前後の費用が発生してしまいます。貸主によっては対応が難しくなることもあるでしょう。


3.失敗しない賃貸キッチンリフォームのコツ


失敗しない賃貸キッチンリフォームのコツ

キッチン交換は、部屋のリフォームの中でも特に費用が高額になるため、失敗は避けたいところです。しかし、実際にどのようにキッチンリフォームを進めればいいのか、悩む貸主は少なくないはずです。



そこで、キッチンリフォームを成功させるためのポイントについて、ご紹介します。


システムキッチンかセクショナルキッチン、どちらがいいの?


システムキッチンかセクショナルキッチン、どちらがいいの?


既存キッチンを交換する際、一般的にシステムキッチンまたはセクショナルキッチンのどちらかを選ぶことが多いです。それぞれの特徴をまとめると、次の通りとなります。


システムキッチン


セクショナルキッチン

コンロとシンク、作業スペースが一体化したキッチンのこと。

特 徴

コンロとシンク、作業スペースなどが独立して設置されているキッチン。

おしゃれでデザイン性が高く、ガスコンロが内蔵しているため機能性が高い

メリット

パーツ事の交換が可能でシステムキッチンと比べ、価格がリーズナブル

一枚の天板でつながっているため、部分交換や修理が難しく、コストが高い

デメリット

外付けコンロが必要。システムキッチンと比べ機能性が劣る


全国賃貸住宅新聞社が発表した最新の人気設備ランキングによると、システムキッチンはファミリー向け物件に設置すると「周辺相場より家賃が高くても入居が決まる」設備として、昨年度同様第6位に選ばれています。



そのため貸主の中には、キッチンリフォームする際には、システムキッチンを導入した方が集客上プラスになるのではと考えるかもしれません。



しかし高付加価値の設備だけを設置しても、家賃1,000~2,000円程度の値上げしかできません。そのためキッチンリフォームを行う場合は、必ずしもシステムキッチンにこだわらず、セクショナルキッチンを導入するだけでも一定の集客効果は期待できます。


▶今年度の人気設備ランキングの詳細は、過去記事をご覧下さい。



キッチンリフォームする際は、貸主発注にする


キッチンリフォームする際は、貸主発注にする

管理会社に管理委託している物件では、リフォームを全て管理会社に依頼することが可能です。管理会社に依頼すると、煩わしい工事スケジュールな施工進捗などを行ってくれますが、中間マージンが発生するため、費用が高くなります。



工事費用を少しでも抑えたい貸主は、管理会社ではなくリフォーム会社にお願いすることで、中間マージンを削減でき、場合によっては本体価格を値引きしてくれることもあります。


無理してまで対面キッチンにこだわらない


無理してまで対面キッチンにこだわらない

キッチンリフォームを検討する際、壁付けから対面キッチンへの変更を考える貸主は一定数います。対面キッチンは現代のライフスタイルに合った人気の高い設備のため、設置によって入居促進が期待でき費用対効果も高くなります。



一方で、壁付けから対面キッチンに変更するには、給排水管などを新設しなければならないため、壁付けキッチンの2倍程度の費用が発生してしまいます。



しかし壁付けタイプでも、後付けでカウンターを設置すれば、下ごしらえは対面で行うことができ、また新たに調理スペースを確保することができます。工夫次第で限られた予算内でも、使い勝手を向上させることが可能です。



弊社物件は築年数が経過しているため、2018年から空き室を順次リノベーションしています。



既存の壁付けキッチンをリメイクした、オリジナルのカフェスタイルキッチンを設置し、機能性を高めるために、カウンターを新設していますが、これまでのところ集客において不利になったことは一度もありません。


▶弊社のオリジナルキッチンの詳細は、過去記事をご覧下さい。


4.まとめ


今回は、賃貸キッチンリフォームを行う際のコツや知っておくべき情報について、お伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。




築年数が経過した部屋のキッチンをリフォームすることにより、機能性と利便性が改善されるため、内見者の満足度が上がり、入居率を高めることが期待できます。



その一方で、リフォーム費用をかけても家賃の大幅な値上げは難しいため、キッチン交換を行う際には、コストパフォーマンスに優れたセクショナルキッチンを導入することをおススメします。






今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。


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空室対策コンサルタント 有限会社山長
有限会社山長 長田 穣

取締役 長田 穣(オサダミノル)

アパート経営、空室対策コンサルタント


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