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賃貸キッチン交換費用と注意点


賃貸物件を探している方の多くは、充実したキッチン環境を求めている傾向があります。そのため築年数が経過して古いキッチンが設置されていると、清潔感や利便性が損なわれていることが多いため、反響率や成約率の低下につながりやすくなります。



一般的に築20年を超えたタイミングでキッチン交換を行うと、集客面でのメリットを得られる可能性が高まります。しかし、交換にあたり注意すべきポイントを見落としてしまうと、かえって逆効果を招いてしまうことがあります。



本投稿は賃貸キッチンリフォームにかかる費用や、設置の際の注意点についてお伝えいたします。


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【本記事でお伝えする結論】



1.賃貸キッチンの種類と費用について


賃貸キッチンの種類と費用について

賃貸物件でキッチン交換を行う場合、単身物件はミニキッチン、ファミリー向け物件ではセクショナルキッチンを設置することが一般的です。



それぞれのキッチンの特徴、工事費を含めた総額の相場をまとめると以下の通りとなります。


ミニキッチン


セクショナルキッチン

システムキッチンを小型化したもの

特 徴

流し台やガスコンロ代など自由に組み合わせができるキッチン

30万円~50万円

総 額

12万円~40万円


ファミリー向け物件を所有している貸主の中には、キッチン交換の際、システムキッチンを選択肢に入れていることが多いかもしれません。



しかしセクショナルキッチンは、システムキッチンと比べてコストが抑えられ、さらに万が一不具合が発生した場合でも、パーツ事の交換が可能なため、ランニングコストを抑えれるメリットがあります。





なおキッチンパネルや換気扇が劣化している場合は、それらも併せて交換する必要があります。これを怠ると、キッチン全体の魅力が損なわれてしまい、物件の集客力が低下する可能性があるため、注意が必要です。



2.賃貸キッチン交換時期について


賃貸キッチン交換時期について

築年数が進むにつれて、キッチン扉やパネルの劣化が目立ち始め、また最新モデルと比べると機能性が明らかに低下してきます。そのため築15年~20年を迎えるころにはキッチン全体の古さが目立つようになります。



ただしキッチンを交換するとなると、30万円前後の費用がかかるため、交換する際には「費用対効果」を意識することが重要になります。




キッチンの古さが気になり始めた際、キッチン扉にダイノックシートを貼付して、表面的な古さを隠すリフォームがよく行われます。しかし築20年を超える頃になると、こうしたリメイクだけでは早期客付けが難しくなるケースが増えてきます。



その背景には、キッチンの老朽化が反響率や成約率低下の一因になっていることが考えられるため、キッチン交換を検討すべき時期に入っていると言えるでしょう。



キッチン扉リフォーム
築24年目まではキッチン扉にシートを貼付していました

因みに弊社物件の場合、築24年目までは既存キッチン扉にダイノックシートを貼付し、古さを感じさせない工夫をしていました。しかしその後、従来の空室対策では客付けは厳しくなったため、翌年からリノベーションへ移行し、キッチンはオリジナルのものを導入しています。


▶賃貸キッチンの交換時期の詳細については、過去記事をご覧下さい。



3.賃貸キッチン交換する際の注意点とは?


賃貸キッチンリフォームする際の注意点とは?


goodroomが発表したリリースによると、部屋探しをしている方の約半数以上が、充実したキッチン環境がある部屋を選ぶことが明らかになっています。また近年の賃貸市場は、適切なリフォームやリノベーションが行われていれば、「築年数の古さ」は以前ほど重要視されなくなっている傾向があります。



そのため築20年以上の物件であっても、キッチンを交換することで競争力が高まり、反響率や成約率の改善が期待できます。



ただしキッチン交換を進める際には、以下のポイントに注意しないと、リフォーム費用が予算オーバーになったり、成約率に悪影響を及ぼす可能性があります。


キッチンタイプを変更する際


ファミリー向け物件に入居する若い世代は、料理をしながらリビングにいる家族との会話を楽しんだり、テレビを見ながら料理をする「ながら料理」を求めています。このため近年施工されたファミリー向け賃貸物件には、対面キッチンが標準装備されています。



一方で、築年数が古いファミリー物件では、壁付けキッチンが一般的です。リフォームを行えば、壁付けから対面へ切り替えることは可能ですが、給排水管や電気、ガス設備の移設が必要になるため、総額で100万円以上の費用がかかることがあります。



予算的に厳しい場合は、同型タイプのセクショナルキッチンを選択することで、コストを半分以下に抑えることができます。また後付けでカウンターを新設することで、食材の下ごしらえなどを対面で行えるようになり、部分的ではありますが「ながら料理」を実現することができます。


室内配色


室内配色

キッチンリフォームを行う場合、壁紙も併せて張替えることが多いですが、その際内装の配色には注意しなければなりません。



キッチンは、部屋全体の雰囲気や印象を大きく左右する重要な要素です。そのためキッチンと部屋全体の内装の調和が取れていないと、居心地が悪い空間となり、場合によっては成約率の低下や早期退去を招く原因になり得ます。



こうした問題を回避するためには、白を基調とした室内インテリアにし、配色を2色に絞るのがおススメです。この方法により、室内が広く見えるだけでなく、キッチンの魅力を一層引き立てることができます。


▶賃貸キッチンリフォームの注意点の詳細は、過去記事をご覧下さい。



4.まとめ


本投稿は賃貸キッチンリフォームにかかる費用や、設置の際の注意点についてお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。




築年数が古い物件の中には、キッチン交換を行わず、その代わりに家賃相場以下で募集しているケースがあります。



しかし近年の賃貸市場では築年数が古い物件ほど、供給量が多くなるため、部屋の印象を大きく左右するキッチンをリニューアルしないと、家賃を安くしても空室が長期化し、家賃機会損失が増大する可能性があります。



さらに物件を紹介する仲介会社からも「成約率が低い物件」と見做されやすくなり、広告料を設定しても客付けが難しくなってしまいます。





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空室対策コンサルタント 有限会社山長
有限会社山長 長田 穣

取締役 長田 穣(オサダミノル)

アパート経営、空室対策コンサルタント


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