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【賃貸リノベーション】洗面脱衣所収納を増やすべき理由


築年数が古い物件では、洗面脱衣所に収納スペースが設置されていないケースが多いですが、ダイワハウスが発表したリリースによると、賃貸アパート入居者の約7割は、備え付け収納に不満を感じていることがわかりました。



洗面脱衣所に収納スペースがなければ、実質的に洗面台の下のみとなり、それ以外で収納を確保するには、入居後に洗濯機ラックを購入するしかありません。これでは内見時に「入居後の生活イメージ」がつかみにくくなるので、成約率に悪影響を及ぼす恐れがあります。



本投稿は、リノベーションを機に洗面脱衣所に収納を増やすべき理由について、費用対効果と空室対策の視点から詳しく解説します。


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▼ 目次




【本記事でお伝えする結論】


  • 築年数が古い物件では脱衣所収納がないケースが多く、借主が収納家具を用意することになる。スペースが狭く生活感も出やすいため、内見時の印象が悪くなり、成約率の低下につながる可能性が高い。


  • リノベーションを機に脱衣所に収納スペースを新設することで、実際の生活イメージがより鮮明になるため、成約率が高くなる。


  • 脱衣所に収納スペースを設置する方法としては、洗濯機上のデッドスペースに収納棚を設置したり、洗面台周りにウォールシェルフを付けることで、収納力や利便性が大幅に向上する。


1.脱衣所収納が少ない物件は成約率が低くなるワケ


脱衣所収納が少ない物件は成約率が低くなるワケ


賃貸物件を選ぶ際、間取りやリビングの広さに注目されがちですが、実は洗面脱衣所の収納力も重要なポイントになります。脱衣所は家族が毎日使用する生活導線の中心にある空間であり、収納が不足すると日常生活の利便性が大きく低下してしまいます。



一般的に洗面脱衣所には、以下のような生活用品を収納しなければなりません。



  • フェイスタオル、バスタオル

  • 下着や部屋着

  • 洗濯や柔軟剤などの洗濯用品

  • スキンケア用品、化粧品

  • ドライヤー



このように脱衣所は、入浴・洗濯・身支度に関する多くのアイテムを管理する場所になります。特に朝の身支度や夜のバスタイムでは、家族全員が利用するため、必要なものがすぐ手の届く場所に収納されているかどうかで、生活の利便性に直結してしまいます。



築年数が浅い物件では洗面脱衣所内に収納スペースがありますが、築20年以上になると逆に設置されていないケースが多いです。



収納スペースがない場合、洗面台下のスペースを利用したり、洗濯機ラックやキャスター付きワゴンなどを借主が用意しなければならなくなります。



ただ脱衣所のスペースは限られているため、大き目の収納家具を設置すると導線が狭くなり、また収納容量も十分とは言えないため、生活感丸出しの空間になってしまいます。



収納が充実していると成約率がアップする

部屋探しをされる方は、複数の部屋を内見して比較検討しています。そのため洗面脱衣所に収納スペースがないと、「使い勝手が悪そう」といった印象が残るため、成約率が低下する可能性が高くなります。



特にファミリー向けアパートでは、タオルや洗濯用品などのストックが増えるため、脱衣所収納の重要性はさらに高まります。こうした点を踏まえると、脱衣所に収納スペースを確保することは、物件の利便性を高め、内見者から選ばれやすくするための重要な空室対策の一つと言えるでしょう。



2.リノベーションを機に脱衣所収納を増やすと成約率がアップする理由


リノベーションを機に脱衣所収納を増やすと成約率がアップする理由


築年数が経過した賃貸物件をリノベーションする最大の目的は、現代のライフスタイルに合わせた住空間へアップデートすることです。古くなった間取りや設備、収納を見直すことで、新築物件に近い機能性や利便性を実現でき、結果として内見者から選ばれやすくなります。



近年の賃貸市場では、ただ単に内装をきれいにしただけでは成約率は高まりません。内見者は複数の部屋を比較しているため、内見の際「生活しやすい」と具体的にイメージできる物件ほど、成約につながりやすい傾向です。



その中でも重要になってくるのが、洗面脱衣所の収納スペースです。リノベーションを機に脱衣所に収納スペースを新設することで、内見者は次のように入居後の生活イメージを連想できます。



  • タオルやバスタオルはこの棚に収納できる

  • 洗剤や柔軟剤はここに置けば使いやすい

  • 下着や部屋着はこのスペースにまとめて収納できる



このように生活用品の置き場所が明確になれば、実際の暮らしのイメージがより鮮明になってくるため、入居判断に大きな影響を与えます。



脱衣所の収納スペース新設のメリット


また脱衣所収納があることで、借主は洗濯ラックなどの収納家具を新たに用意する必要がなくなります。整理整頓しやすく、生活感が出にくいため、内見時の印象が高くなります。



結果として従前と比べ、内見からの成約率は大きく向上する可能性が高くなります。競合物件では脱衣所収納がないケースが多いため、空室対策として非常に効果的といえます。



3.費用対効果が高い脱衣所収納リフォーム


費用対効果が高い脱衣所収納リフォーム


洗面脱衣所には様々な生活用品を収納しなくてはならないため、一定の収納容量を確保しなければなりませんが、賃貸物件ではスペースが限られているため、大掛かりなリフォームを行うにはコスト面で難しくなってしまいます。



そこでおすすめなのが、洗濯機上のデッドスペースを活用した収納棚の設置です。ここに棚を設置するだけで収納力を大幅に高めることができます。



例えば棚を2段設置すれば、上段にはバスタオルやフェイスタオル、下段には洗剤などの洗濯用品を収納できるため、脱衣所回りをスッキリと整理することができ、利便性が高くなります。



さらに収納力を高めたい場合は、洗面台周辺にウォールシェルフ(壁付け棚)を設置するのも効果的です。継承品やスキンケア用品、ドライヤーなどを収納できるため、洗面台回りの生活感を抑えることができます。



気になる費用ですが、洗濯機上の収納棚は、デッドスペースを活用しているため材料費と工事費を含めても2万円程度と、比較的低コストで施工が可能です。一般的なリフォームと比べても投資額は小さく、空室対策としても取り入れやすい点が大きなメリットです。



またウォールシェルフについては、施主支給で用意すれば工事費のみで対応できるため、さらにコストを抑えることができます。



脱衣所収納リフォーム 空室対策


このように脱衣所の収納リフォームは、少ない投資で物件の利便性と見た目の印象を大きく改善できる費用対効果の高い空室対策と言えます。収納が充実している物件は、入居後の生活イメージがしやすく、内見者からの評価も高まりやすいため、結果として成約率アップにもつながります。



築年数が経過した物件ほど、こうした小規模なリフォームを行うことで、競合物件との差別化を図ることができます。



4.脱衣所収納リフォーム成功事例紹介


1990年前後に建てられた賃貸物件では、収納スペースの重要性がそれほど重視されていなかったため、洗面脱衣所に収納が設置されていないケースが圧倒的に多いです。



弊社では1993年築の2LDK物件を3棟所有していますが、当時は洗面脱衣所に収納スペースは設置されていませんでした。そのため借主は洗濯ラックや収納ワゴンなどを用意しなければ収納不足をカバーすることができない状態でした。



弊社では空室対策を強化する目的で、2018年から空き室を順次リノベーションを進め、リノベーションを機に洗面脱衣所の利便性を向上させるリフォームを行っています。



脱衣所収納棚
脱衣所収納 ビフォーアフター

まず脱衣所のデッドスペースを有効活用し、大型の収納棚を2段設置しました。洗濯機上の空間をうまく活用することで、フェイスタオルやバスタオル、下着類、洗剤などの洗濯用品まで幅広く収納できるようになり、脱衣所の収納力が大幅に向上しました。



収納場所が明確になったことで、整理整頓がしやすくなり、脱衣所全体がすっきりとした空間に生まれ変わります。借主にとっても日々の生活導線がスムーズになり、使いやすい水回り空間へと生まれ変わりました。



洗面台 ビフォーアフター
洗面台 ビフォーアフター

さらに洗面台については、デザイン性と機能性を兼ね備えた造作洗面台を採用しています。造作洗面台はデザインの自由度が高く、室内のインテリアと統一感のある空間を作ることができます。



また洗面台周りには、化粧品や整髪料、スキンケア用品などを収納できる「ニッチ(壁面収納)」を新設することで、日常的に使うアイテムをすぐに取り出せるように工夫しています。これにより洗面台周辺が常にすっきりとした空間を維持できるようになりました。



内装にもこだわり、造作洗面台の魅力を引き立てるために、壁紙はすべて白色にし、床材には温かみがあるテラコッタ風のクッションフロアを採用しています。



テラコッタ風の床材を取り入れることで、脱衣所内にナチュラルで柔らかい雰囲気が生まれ、一般的な賃貸物件とは一味違うデザイン性の高い空間になります。水回りの印象が改善されることで、内見時の評価も高まりやすくなります。



洗面脱衣所リフォーム費用


費用に関してですが、収納棚の設置と内装の張り替えのみであれば、約5万円程度と比較的低コストで施工することができます。一方で造作洗面台を導入した場合、総額で約20万円程度と高めになります。



競合物件と比べて脱衣所収納力が格段に向上したため、内見者からは「収納が多くて使いやすそう」「脱衣所がすっきりして生活しやすそう」といった高評価をいただくことが増えました。



入居後の満足度も高く、「収納スペースが多いので生活しやすい」「脱衣所が整理しやすくて便利」といった声を多数いただいています。そのことから費用対効果は高いといえます。


造作洗面台はInstagramからの反響が高い


また造作洗面台を設置している賃貸物件は希少のため、室内写真をSNSに掲載すると、特にInstagramからの反響が増える傾向があります。最近では、部屋探しの際にSNSを参考にする方も増えているため、デザイン性の高い水回り設備は集客面で大きな強みになります。



実際に、造作洗面台のデザインが気に入り、それが入居の決め手になった借主もいました。



このように脱衣所収納を中心としたリフォームを行うことで、利便性とデザイン性が同時に向上し、反響数の増加や早期成約につながる結果となります。築年数が古い物件であっても、脱衣所収納を改善することで競争力を高めることができるため、空室対策としては非常に効果的です。


▶弊社物件の造作洗面台、リノベーションの詳細については、過去記事をご覧下さい。




5.まとめ


今回は、リノベーションを機に洗面脱衣所に収納を増やすべき理由について、お伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。



  • 築年数が古い物件では脱衣所収納がないケースが多く、借主が収納家具を用意することになる。スペースが狭く生活感も出やすいため、内見時の印象が悪くなり、成約率の低下につながる可能性が高い。


  • リノベーションを機に脱衣所に収納スペースを新設することで、実際の生活イメージがより鮮明になるため、成約率が高くなる。


  • 脱衣所に収納スペースを設置する方法としては、洗濯機上のデッドスペースに収納棚を設置したり、洗面台周りにウォールシェルフを付けることで、収納力や利便性が大幅に向上する。



内見者は収納が不足していると感じると、ネガティブな印象しか残らないため、他の物件に流れてし舞う可能性が高くなります。特に築年数が古い物件は、新築物件と比べ明らかに収納力は弱い傾向があります。



しかし後付けであっても収納不足をカバーすれば、内見者からは利便性が高い部屋と評価されやすくなります。



築年数が古い物件は洗面脱衣所に収納スペースがないケースが多いですが、リノベーションを機に収納棚やウォールシェルフを新設することで、収納力と使い勝手が向上し、部屋全体のクオリティーが高まります。



その結果、内見時の印象が改善され、入居促進につながりやすくなります。



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空室対策コンサルタント 有限会社山長
有限会社山長 長田 穣

取締役 長田 穣(オサダミノル)

アパート経営、空室対策コンサルタント


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