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宅配ボックス設置は、空室対策に効果的?


近年の賃貸市場では、物件供給数の過剰により、特に競争力が低下した築年数が古い物件は、空室対策を強化しなければ、入居者の確保が難しくなっています。



空室対策を行う際、多くの貸主は、トレンドを意識した設備を検討します。その中でも、近年注目されているのが宅配ボックスです。



宅配ボックスを設置することにより、競争力を高めることはできるものの、ただ単に設置しただけではその効果を十分に発揮することは難しくなります。



本投稿は、宅配ボックスの設置が空室対策として、どれほど効果的なのかについて、詳しく解説します。


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▼ 目次



【本記事でお伝えする結論】


  • 宅配ボックスが注目される理由は、非対面でも荷物が受け取れるため、需要は増えているが、築年数が古いほど設置率は低い。


  • 賃貸アパートにおける宅配ボックスの問題点として、設置費用が高額なことと、部屋のクオリティーが高くなければ客付け効果は期待できない点。


  • 築年数が古い物件において、宅配ボックスを設置する際は、リノベーションも併せて行うと、より高い集客効果が期待できる。

1.宅配ボックスが注目される理由


宅配ボックスが注目される理由


宅配ボックスが近年の賃貸市場において注目されている背景には、ネットショッピングの増加による再配達問題の解消、防犯対策につながる点を挙げることができます。



スマートフォンの普及とともに、大手ECサイトが物流サービスを進化させ、即日配達などを可能にした結果、ネットショッピングを利用する方が年々増加しています。さらに、コロナ禍で外出を控える傾向が強まったことで、、いつでも受け取りが可能な宅配ボックスのニーズは、急速に広まっています。



しかし株式会社ナスタが、宅急便を利用している男女1,000名に「玄関周りの防犯に関する意識調査」を行ったところ、約6割の方は「対面での荷物の受け取りに不安を感じた経験がある」と回答しています。


▶株式会社ナスタが発表したリリースの詳細は、こちらをご覧下さい。



この結果から、部屋探しをする方は「対面でしか荷物を受け取れない」物件に抵抗を感じている可能性が高いと見て取れますが、この問題は宅配ボックスの設置によって解決できます。



宅配ボックス設置のメリットはとても大きい

たくはいボックスのメリットは、ボックスが空いていれば、宅配業者は再配達をする手間を省け、また借主も対面での受け取りを避けられるため、結果的に防犯性が向上し安心して生活できるようになります。



そのため、近年の部屋探しにおいては「宅配ボックスを必須条件」としているケースが増加していることが、LIFULL HOME'Sの調査でも明らかになっています。



しかし、エス・ディ・エス株式会社が発表したリリースによると、賃貸アパートの宅配ボックス設置率は僅か42%で、築年数が古い物件ほど設置率は低下しているとのことです。



つまり築年数が古い物件ほど、宅配ボックスを新設することによって、部屋探しをする方にとっては入居後の利便性と防犯性が向上します。その結果、賃貸検索サイト内での検索に有利になり、入居促進につながりやすくなることがいえます。


▶LIFULL HOME'S、エス・ディ・エス株式会社が発表したリリースの詳細は、こちらをご覧下さい。





2.アパート向けの宅配ボックスの種類と問題点


アパート向けの宅配ボックスと問題点


賃貸アパートに設置されている宅配ボックスは、大きく分けて「機械式」と「電気式」の2種類があり、設置場所は物件によって屋内または屋外となっています。



機械式はダイヤルなどで暗証番号を設定し、カギをかけるタイプで、メリットとしては設置するだけなので工事費を抑えられ、また基本的にランニングコストもかからない点です。



デメリットとしては、暗証番号を間違えたり紛失したりすると、管理会社や貸主がマスターキーを使って対応しなければならない点です。



一方、電気式はタッチパネルやテンキーで開錠するタイプで、メリットとしては、セキュリティーが高い点です。デメリットは機械式と比べて工事費が高く、さらに保守管理費用や電気代などのランニングコストが発生する点です。


▶アパート向け宅配ボックスの詳細については、こちらをご覧下さい。



補助金

宅配ボックスの設置に関しては、国や一部の自治体から補助金が受けられるものの、機械式や電気式ともに設置費込みで70万円~100万円と高額になります。



仮に補助金を活用したとしても、結果的に貸主負担が大きすぎてしまうことから、設置が思うように進んでいないのが現状です。



また、一般的に部屋数の3割程度しかボックスが用意されていないたため、ボックスが全て埋まってしまえば再配達せざるを得なくなるため、不満を感じる借主は少なくないはずです。


たくはいボックスは人気設備の一つになっている

全国賃貸住宅新聞社では毎年10月に、人気設備ランキングを発表していますが、宅配ボックスは単身向け、ファミリー向けとも設置すれば周辺相場より高めの賃料設定でも、入居が決まりやすいと言われています。



そのため設置することで、集客面で優位に立つことは間違いありません。しかし、入居を検討される方は、部屋全体のクオリティーを重視して物件を選ぶ傾向があるため、宅配ボックスが設置しただけでは、入居の決め手にはなりません。


▶人気設備ランキングの詳細については、過去記事をご覧下さい。



3.宅配ボックスを活用した効果的な空室対策とは?


宅配ボックスを活用した効果的な空室対策とは?

at-homeが発表したリリースによると、部屋探しされる方は賃貸検索サイトで検索する際、水回り写真を確認していることが多いことが明らかになっています。



そのため物件募集するタイミングで、宅配ボックスを設置し、ターゲット層が好むリフォームやリノベーションを行うことで、より高い訴求効果が期待でき、早期成約が可能になってきます。


▶at-homeが発表したリリースの詳細は、こちらをご覧下さい。


弊社リノベーション部屋

弊社では築年数が経過したファミリー向けアパートを3棟所有しています。空室対策の一環として、2018年から20~30代女性を対象にしたカフェスタイルに特化したリノベーションを、順次実施しています。



競合物件が模倣しにくい「差別化」したリノベーションを行っていることもあり、2020年以降は募集開始後1か月程度で成約でき、本執筆時の2026年1月20日現在満室状態を維持しています。



弊社物件では、清掃業務は外部委託せず、弊社代表自ら平日の午前中清掃を行っています。そのため他の物件と比べると借主に直接会う機会が多く、要望や相談が寄せられることが多いです。


宅配ボックス
弊社物件が設置した宅配ボックス

弊社物件における宅配ボックス設置のきっかけは、顔なじみの宅配業者さんから依頼されたことでしたが、高額な設置費用がネックとなり、当初は消極的でした。



そんな中節税対策として、まとまった経費を確保しなければならなくなったため、設置することを決めました。設置に関して複数の借主に相談したところ、「ボックスはできるだけ多めにしてほしい」と要望されました。



そこで弊社代表は、アパートでよく見られる機械式や電気式タイプではなく、戸建て住宅で一般的に設置されている宅配ボックスを、共用廊下1階に世帯数分用意しました。



宅配ボックス設置効果


各世帯ごとに宅配ボックスを設置したことによって、確実に荷物を受け取れやすくなったため、借主や宅配業者から「とても助かる」と称賛されるようになりました。



また築年数が古い物件では、宅配ボックスの設置率が低いため、内見時の物件印象は今まで以上に良くなり、入居促進にも大きく貢献しています。



さらに一般的な宅配ボックスは1台で50万円以上と高額なため、全額を損金として計上できず固定資産として減価償却で処理されてしまいます。



しかし弊社の場合、1台約2万円の宅配ボックスを20世帯分購入したことで、消耗品として全額経費計上することができ、非常に高い節税効果を実現することができました。


▶弊社リノベーション、空室対策実績に関しては、過去記事をご覧下さい。




4.まとめ


今回は、宅配ボックスの設置が空室対策として、どれほど効果的かについてお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認しましょう。



  • 宅配ボックスが注目される理由は、非対面でも荷物が受け取れるため、需要は増えているが、築年数が古いほど設置率は低い。


  • 賃貸アパートにおける宅配ボックスの問題点として、設置費用が高額なことと、部屋のクオリティーが高くなければ客付け効果は期待できない点。


  • 築年数が古い物件において、宅配ボックスを設置する際は、リノベーションも併せて行うと、より高い集客効果が期待できる。



近年建設された新築アパートには、宅配ボックスが標準装備となっています。新築物件は入居需要が高いため、募集時期に関係なく早期成約が期待できます。



しかし最近ではインフレの影響で、賃料が高騰しているため、建物完成後であっても全室満室にならないことがあります。



視点を変えて考えると、設備が充実していても、募集条件と入居希望者のニーズに合わなければ、客付けは難しくなると言えます。そのためただ設備を整えるだけでは、空室対策にはならないため注意が必要です。




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空室対策コンサルタント 有限会社山長
有限会社山長 長田 穣

取締役 長田 穣(オサダミノル)

アパート経営、空室対策コンサルタント


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