仲介会社担当者が思わず紹介したくなる物件とは？
- 空室対策リノベーション コンサルタント ㈲山長
- 5月29日
- 読了時間: 5分
近年の賃貸部屋探しの傾向として、事前に賃貸検索サイトで希望条件に合致した複数の物件を内見しています。そのため昔と比べると仲介会社訪問件数は減少し、仲介担当者がおススメ物件を紹介することは少なくなっています。
しかし内見したい物件と仲介担当者が勧めたい物件の条件が似ている場合、紹介される可能性は高まります。
仲介担当者にとって「紹介したい物件＝成約率が高い物件」のため、もし貸主物件が担当者が紹介したい物件リストに入っていれば、客付けが非常にスムーズになります。
本投稿は仲介担当者が思わず紹介したくなる物件についてお伝えいたします。
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【本記事でお伝えする結論】
１．仲介担当者の本音
不動産仲介会社が物件契約で得られる報酬は、仲介手数料だけです。法律により仲介手数料は最大で家賃1,1か月分までと定められているため、仲介担当者には契約ノルマが課せられています。
契約数を増やすには、内見同行した物件を確実に成約させることが求められます。
しかし冒頭でもお伝えした通り部屋探しされる方は複数の物件も内見しているため、確実に客付けできる保証はどこにもありません。
そこでもし内見同行した部屋と担当者が勧めたい物件の条件が類似している場合、そちらを紹介した方が成約率は高くなります。物件募集する際には、仲介担当者の心理状態を理解すると客付けが非常にラクになります。
２．仲介担当者が思わず紹介したくなる物件とは？
仲介担当者は毎日のように内見同行／新規物件情報を確認しています。そのため「客付けしやすい物件」についてある程度理解しています。早期客付けしやすい物件の特徴は以下の通りです。
物件第一印象がGOOD！
リフォーム／リノベーションされている
レスポンスが早い
それではこれらの特徴を詳しく見ていきましょう。
物件第一印象がGOOD
内見先の物件第一印象が、成約の可否を大きく左右することは間違いありません。
物件内見する前には、敷地内ごみ置き場／駐輪場／共用廊下／外観は必ず確認されます。そのためごみ置き場や外観などが汚れていると、その時点で物件印象が悪くなり、仲介担当者が頑張って物件紹介しても客付けは厳しくなります。
賃貸経営が成功している物件は、物件清掃に力を入れています。物件清掃は貸主でも行える仕事ですので物件が自宅近くにある場合は、貸主自ら掃除することで物件のPRにもつながります。
▶物件第一印象の詳細は、過去記事をご覧下さい。
リフォーム／リノベーションされている
近年では部屋探しの多様化が進み、以前のように築年数だけで物件判断されることは少なくなりました。
特にリノベーション物件はデザイン性が優れているため、最近ではリノベーション物件に入居される方が増えてきています。
仲介担当者は新築や築浅物件より家賃帯がリーズナブルなリフォーム／リノベーション部屋は、客付けしやすいと考えるため、対応していない物件と比べると紹介される確率は高くなります。
▶紹介したくなるリノベーション部屋については、過去記事をご覧下さい。
レスポンスが早い
近年の賃貸市場は物件供給が飽和状態にあるため、借り手側が圧倒的に有利です。そのため内見時／入居申込時に家賃交渉などが入りやすくなります。
入居条件を変更する場合原則として貸主決裁が必要になります。一般的に交渉が発生した場合は、仲介担当者は管理会社経由で貸主決裁を求めることになりますが、レスポンスが遅れると客付けが難しくなるリスクが高まります。
賃貸経営に成功している貸主は、物件募集の段階である程度の権限を仲介担当者に移譲し、また貸主連絡先をオープンにしているため、紹介される確率が高くなります。
３．仲介担当者が紹介したくない物件
一方「仲介業務に協力してくれない」物件は、仲介担当者から忌避されます。
貸主が仲介業務に協力しない／最低限のリフォームをしなければ、客付けしたくても難しくなるため最悪「当て馬」物件として扱いされる可能性が高いです。
▶仲介会社から嫌われる物件詳細は、過去記事をご覧下さい。
４．まとめ
今回は仲介担当者が思わず紹介したくなる物件についてお伝えしました。冒頭でお蔦したポイントをもう一度確認しましょう。
賃貸経営はどうしても空室（退去）が発生しますが、早期客付けができるかどうかは仲介会社次第といっても過言ではありません。
仲介会社から信頼される物件になれば、他社仲介会社でも紹介される可能性は高まります。
弊社物件は大手管理会社に管理委託していますが、差別化リノベーションを展開したことで近年では他社仲介会社から物件紹介されるようになり、その結果2020年以降ほぼ満室を維持することに成功しています。
▶弊社リノベーション詳細は、過去記事をご覧下さい。
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