賃貸空室対策の一環でリノベーションして本当に効果があるの?
更新日:3 日前
賃貸物件の供給数は、地方都市では完全に供給過多状態となっているため、特に築年数が経過している物件では、家賃値下げをしなければ集客ができない状態にまで陥っています。
そこで少しでも入居条件を緩和&選ばれる物件すべく…
敷金礼金を無料にする
フリーレントをつける
初期費用を抑えるべく、完全無料にする
広告料を設定する
などをして入居促進を図ろうとしますが、上記のような対策は競合他社物件でも行われていることから場合によっては成約に繋げることが難しくなってしまうこともあり得ます。
弊社物件は築年数が経過していることもあり、2018年以降空き部屋を随時リノベーションを行っています。リノベーションを機に家賃8~10%値上げして募集を行っていますが本執筆時の2023年3月25日現在満室状態が続いています。
空室対策においてリノベーションを行うことで効果を実感することはできますが、ただし顧客目線のリノベーションを行わないと決して成功しません。
本投稿は賃貸空室対策の一環としてリノベーションを行った際、効果を期待することができるかについてお伝えいたします。
▼目 次
【本記事でお伝えする結論】
"空室対策でリノベーションを行う際に重要なポイント”
1.どうして空室が埋まらないのか?

一般的に募集物件が埋まらない原因としては「募集中の家賃が適正賃料ではない/同築年の物件と比べて高い」とつい考えてしまうものです。
しかし弊社物件のエリアにあるファミリー物件は、適正賃料に設定しているにもかかわらず空室期間が半年以上続いています。
実は空室が埋まらない原因は時代と共に変わりつつあります。昔は適正賃料になっていないことが最大の原因でした。今は適正賃料が原因ではなく競合他社と同質化→端的に言えば募集部屋自体が飽きられているからです。
冒頭でもお伝えしましたが、弊社物件はリノベーションを機に家賃値上げをしていますが、そもそも弊社物件は家賃相場は完全に無視しています。それなのに部屋が埋まるということは、家賃だけで物件判断されない方が多くなってきていることがわかります。
2.顧客目線のリノベーションがどうして重要なのか?
部屋探しをされる方は基本的に「地名+賃貸」で検索してくると思います。
トップページ上には大手賃貸検索サイトのページが掲載されているため、恐らく上位表示されているページをクリックして物件検索を始めると思われますが、同ページの下部には関連キーワードが掲載されています。
関連キーワードはメインとなるキーワードに関連性の高い/連想されるキーワードになることから、部屋探しをされる方の中には、関連キーワードに興味を示している人は必ずいることが推測できます。
弊社物件は山梨県にあるため、「山梨+賃貸」と入力すると関連キーワード内に「リノベーション」のキーワードが出てきます。
ファミリー物件では、成約のカギを握っているのは女性側の場合が圧倒的に多いです。
女性は温かみや温もりが感じられるリノベーション物件に興味を示していることが多いことから、弊社物件では競合他社との差別化を図る目的で、カフェスタイルに特化したリノベーションを展開しています。
カフェ顔負けのおしゃれなキッチンを製作することにより、キッチンの居心地がよくなるだけではなく、利便性を高めるためにキッチンカウンターを導入しているため、入居後の料理をしているイメージが強くなります。
その結果、家賃以上に部屋の価値を共感してくれる方が多くなったことで、入居促進を図ることができ内見された方の中には内見当日に入居申込をして頂く方もいます。
▶弊社リノベーション部屋の詳細に関しては、過去記事をご覧下さい。
【過去記事】【2022年】弊社アパート人気№1リノベーションルームを大公開
3.弊社リノベーション実績

2018年からカフェスタイルに特化したリノベーションを展開していますが、リノベーション後における弊社実績についてお伝えいたします。
募集期間
リノベーション事業の開始当時に物件専用公式サイトを立ち上げました。ただ当時はSEO対策+SNS基本知識があまりなかったため、早期成約に繋げることができませんでした。
そのため、2020年からはSEO対策を強化すべく専門家にパソコン管理を委託したことで、公式サイト経由からの問い合わせが急増しました。
その結果現在においては、募集開始後凡そ1か月~2か月で成約に繋げることができ、場合によっては募集開始してから数日で入居申込をもらったこともあります。
収益性

SEO対策を強化した2020年以降、公式サイト経由からの問い合わせが急増。早期成約につながり稼働率が格段と向上しました。
その結果2年前から増収増益を達成することができ、昨年度はアパート収入が過去最高を更新することができるようになりました。リノベーション事業開始前と比べキャッシュフローがとてもよくなり、毎月一定額の利益を確保することができるようになりました。
4.まとめ
今回は賃貸空室対策の一環としてリノベーションを行った際、効果を期待することができるかについてお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認確認してみましょう。
昔と今では部屋探しの基準が全く異なります。家賃をただ単に値下げしても競合他社も同じようなことをしてくるため、空室期間が長期化するだけではなく収益性も低下してしまいます。
弊社物件の空室対策は徹底的に顧客目線に立ったリノベーションを展開しています。本当に顧客が望んでいるような部屋を製作することで、内見時ににゅゆきょごのイメージが強くなり家賃値上げしても部屋自体に共感して頂くことができるため、早期成約に繋げることができるようになりました。
また物件公式サイトを立ちあげたことで、価格競争からの脱却を図ることができ、収益性を伸ばすこともできるようになりました。
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。
過度なメール配信、強引な営業活動等は一切行なっておりませんのでどうか安心してご相談ください。


取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
あなたのアパート経営を支援させていただきます!
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